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暮らしの情報・まめ知識 2022/12/1

LDCレポート【12月号】

■大根の雑学

 大根は冬を代表する野菜のひとつ。旬の今の時期は甘みが増し、美味しさも格別です。お正月明けの1月7日に食べる七草がゆの「すずしろ」も大根の古名であり、日本人に古くから親しまれてきました。

 というと和野菜のようですが、大根の原産は中央アジアの中国やインドあたりとされていて、エジプトのピラミッド建設の際、にんにくやタマネギとともに大根が食されていたとか。味が淡白で胃や体にやさしそうなのに、意外にパワーフードなのです。

 大根に含まれる消化酵素「ジアスターゼ」は胃腸の働きを活発にし、消化が良いので食あたりすることはほとんどありません。このことから、あたらない=当たり役のない俳優のことを『大根役者』と言うようになったそうです。

 現在、一般的に出回っているものの多くは青首大根という種類ですが、かつては全国にご当地大根があり、その数200品種とも。ですが重量野菜で収穫作業に手間がかかるなどの理由で、作付面積の減少が著しいそうです。

 さて、大根が部位によって味が変わるのはよく知られていますよね。葉っぱに近い部分は甘くて水分が多いので、生で食べるのがおすすめ。真ん中の部分は柔らかく甘みと辛みがちょうどよく、さまざまなメニューに適しています。下部へいくにつれ辛くなり、水分も少ないので、味噌汁の具や漬物などに最適です。食べきれなかった大根はぴっちりラップに包んで冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。干し野菜にするのもおすすめです。

※参考:

独立行政法人農畜産業振興機構 https://www.alic.go.jp/

JAグループ          https://life.ja-group.jp/

みんなの農業広場       https://www.jeinou.com/

キユーピー株式会社      https://www.kewpie.co.jp/

株式会社ニチレイフーズ    https://www.nichireifoods.co.jp/

元気の種           https://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~maruho/

 

■バッテリーの日

 スマートフォンをはじめ、さまざまなデジタル機器等に使われているバッテリー。正式名称は「二次電池」または「蓄電池」で、充電と放電が繰り返しできる電池のことを指しています。昭和生まれの人にとっては、バッテリーは車に搭載されている蓄電池としてなじみがあるかもしれません。

 さて、師走になぜバッテリーのお話をしているのか。それは12月12日が「バッテリーの日」だからです。よくある語呂合わせでもなさそうだし、なぜこの日なのでしょう?答えは「野球のバッテリーにちなんで」。野球でバッテリーといえばピッチャーとキャッチャーのペアを指します。南北戦争時代のアメリカで、野球チームが投手の実力を大砲に見立てて表現したのがきっかけなのだとか。語源は「放つ、打つ」を意味するラテン語です。野球でピッチャーのポジションを表す番号が1、キャッチャーが2であることから、制定されました。

 そして今や生活に欠かせないスマートフォンですが、バッテリーに使われるリチウムイオン電池の寿命は約2年、目安としては500回の充電といったところです。長持ちさせたい時は無駄な機能はオフにする、使っていないアプリを起動したままにしないようにしましょう。長時間充電したままにしない、充電しながら使用しないことも大切です。

 家庭で使える「移動式蓄電池」にも注目です。キャンプなどアウトドア用として販売されていますが、災害時の非常用電源として備えておくと、いざという時にも安心です。

※参考:

一般社団法人 電池工業会      https://www.baj.or.jp/

株式会社インフューズ      https://www.infuse-net.com/

お父さんのための野球教室    http://www.少年野球.biz/

KDDI株式会社          https://www.kddi.com/

東京電力パワーグリッド株式会社 https://pgservice1.tepco.co.jp/

 

12」の数の秘密

 早いもので時は師走、12月。1年で最後の月です。今回は12月にちなんで数字の「12」のお話を。

 実は12という数字は、さまざまな場面で使用されています。1年が12カ月なのをはじめ、午前と午後はそれぞれ12時間、干支も12、ピアノは12オクターブ、1フィートは12センチです。それからキリストの12人の弟子と、ギリシア神話の12神…。ことほどさように私たちの身の回りには12がいっぱいです。これは偶然なのでしょうか。

 12という数字は、暦の上での月の動きに関係しているといわれています。1年間に地球を12回転する月を見て、古代メソポタミアの人々は12を特別な数字として認識し、「12進法」としていろいろな面でも12を使うようになったとか。12というこの数字は、2、3、4、6と割り切れる数字も格段に多く、はるか昔の狩猟時代に仲間で獲物を分け合う際にも便利だったこともあるようです。

 12個をひと単位とする「ダース」も暮らしの中にちらほら。例えば鉛筆や野球ボール、軍手などがそうです。欧米では身近な単位で、ドーナツやビール、卵などがダース単位で売られているのだとか。

 あらためて身の回りの12を探してみたり、由来を考えてみてはいかがでしょう。

※参考:

ハフポスト日本版      https://www.huffingtonpost.jp/

ニュースサイトSirabee    https://sirabee.com/

オリーブオイルをひとまわし https://www.olive-hitomawashi.com/