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暮らしの情報・まめ知識 2021/7/5

LDCレポート【7月号】

マスク夏の陣

 マスクを着けて過ごす夏が、今年もやってきました。マスクが不足していた昨年に比べて現在は供給も十分で、機能性に富んだマスクも発売されており、状況も若干変わりつつあります。

 とはいえ、夏のマスクのお困りごとは相変わらずかもしれません。「暑い」「息苦しい」「蒸れる」といった悩みは、手ごわそうですね。この〝三大悩み″の原因は、マスク内にたまった自分の呼気で高温多湿になった状態によるもの。つまり、避けては通れないといっても過言ではありません。

 しかし、この夏はマスクや関連グッズも進化しています。マスク本体で言えば夏用の素材や生地はやはり快適で、接触冷感の生地やクール仕様の不織布、水に濡らして使うタイプなどがあり、暑さ対策にもなります。レースのマスクもおしゃれで夏らしく人気ですが、マスク効果に不安であれば、不織布シートやインナーマスクと併用するのも手です。いつものマスクの上に重ねて使う、今注目のアイテム「マスクカバー」にレース地のものを選んでも素敵ですね。

 関連グッズの中では、ミントタブレットやマスク専用の清涼菓子が手軽で実用的かもしれません。リフレッシュ系からリラックス系までいろいろあり、息も爽やか。またマスク用のスプレーを使えば、シュッとひと吹きするだけでマスク内にこもるニオイの対策にもなります。清涼菓子もスプレーも、ミント(ハッカ)なら、涼感も得られます。さらに、フェイス用シートで汗やベタつきをこまめに拭き取るのも効果的です。昨夏大人気だったハンディタイプの扇風機は、今年も活躍してくれそうです。

 ちなみに、マスクを装着しているとつい忘れがちなのが水分の摂取です。のどの渇きを覚えなくても、水分をとるようにしましょう。まだまだマスクとのお付き合いは続きそうです。夏のマスクを少しでも快適に過ごせるように工夫したり、お気に入りのグッズを探して取り入れましょう。

※参考:

大正製薬株式会社        https://taisho-kenko.com/
小林製薬株式会社        https://www.kobayashi.co.jp/
irodori                https://irodori-lifestyle.com/
株式会社明治           https://www.meiji.co.jp/アサヒグループ食品株式会社 https://www.asahi-gf.co.jp/
株式会社カカクコム        https://kakaku.com/

土用しじみは腹薬

 「納豆と蜆に朝寝おこされる」という有名な川柳があります。江戸時代の江戸(東京)では、しじみ売りの声を聞くことから1日が始まったのかもしれません。魚と比べてしじみやあさりなどの貝類は安く、納豆とともに庶民の朝食の定番でした。

 そんなしじみの旬は年に2回、夏の旬は土用の丑の前後になります。この時期のしじみは産卵のために身を大きくするそうで「土用しじみ」と呼ばれ、最もおいしいと言われます。

 しじみはシジミ科シジミ属の二枚貝です。貝殻にシワがあり縮んで見える、あるいは煮ると身が縮むことから「ちぢみ」が転じて「しじみ」になったなど、語源は諸説あります。万葉集には「四時美」という表記で登場していることから、古くから日本で食べられてきたことがわかります。

 滋養にも優れていて、肝臓の働きを良くするオルニチンやタウリンなど約20種類のアミノ酸、ビタミンB12やミネラル類も豊富と、まさに栄養の宝庫。「蜆売り黄色なつらへ高く売り」という川柳が残っているのも江戸っ子たちが共感したからで、お酒を飲んだ後や夏バテに良いということを経験値で知っていたに違いありません。

 さて、しじみ料理というと、すぐ思いつくのが味噌汁ですが、調理の際に気をつけたいのが、砂抜きです。ポイントは塩水と、たっぷりの「砂抜きタイム」。3~5時間ほどじっくりかけてください。その日に使わなかった分は冷凍保存も可能です。

 しじみのもう一つの旬は冬。こちらは「寒しじみ」と呼ばれます。暑さに疲れたら、小さな体に大きなパワーを秘めたしじみをぜひ。

※参考:

公益財団法人 海洋生物環境研究所 https://www.kaiseiken.or.jp/
日刊水産経済新聞         https://www.suikei.co.jp/
日本シジミ研究所         https://sijimi-lab.jp/
株式会社イトハラ水産       https://itohara.co.jp/
バイオウェザーサービス      https://www.bioweather.net/
第一三共株式会社         https://www.daiichisankyo.co.jp/
株式会社歌舞伎座         https://www.kabuki-za.co.jp/

 

注目を集める「サブスク」

 近頃ニュースなどで「サブスク」という言葉を見聞きしたことはありませんか? 定額制でお得、手間がかからず便利なサービスとして紹介されていますが、実際はよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

 サブスクとは、サブスクリプション(subscription)の略で、商品やサービスを一定期間、一定額で利用できるような仕組みのことを指します。例えば動画や音楽の配信サービス、ゲームやウイルス対応アプリ、書籍・雑誌配信サービスなどは、サブスクを利用していることも多いのだそう。

ではレンタルとの違いはなんでしょうか。これは、わかりやすくいえば「商品やサービスに対して代金を支払う」のがレンタル、一定期間「貸し出す」のがサブスクといえます。

例えばサブスクで楽曲を自分の端末にダウンロードした場合、サブスクを解約してしまうと楽曲を聴くことはできません。これがレンタルだと、ダウンロードしたものについては解約後も楽しむことができるのです。

 サブスクは音楽や動画配信といったエンタメ系だけでなく、ファッションや美容、車、家具など、いろいろなジャンルがあり、なかでも子どものおもちゃのサブスクは話題になりました。おもちゃは成長とともに要・不要が大きく変わり収納スペースの問題もあるので、サブスクとの相性は良さそうですよね。

洋服はコーディネートを考える時間の短縮になると女性に支持されているそうですし、1か月分のワイシャツがどーんと届くサブスクは、クリーニングや洗濯、アイロンがけの手間が省けるとあってビジネスマンに人気です。

 ユーザーである私たちは初期費用が抑えられ、手を出しにくかったサービスが手軽に受けられるという利点があります。しかし当然ながら毎月の固定費がかかります。いくつものサービスを利用していれば、費用もばかになりません。さらにサブスクのサービスは使えば使うほどお得になりますが、ひと月まったく利用しなかったとしても料金は発生するので、使いこなしてこそのサービスと考えることが必要です。

 モノを所有することなく体験できる便利さと、月々定額でかかる費用。そのバランスを見極めて、かしこく利用していきたいものです。

※参考:

株式会社ノジマ     https://www.nojima.co.jp/
三井住友VISAカード   https://www.smbc-card.com/
SUUMO(スーモ)   https://suumo.jp/
BIGLOBE        https://join.biglobe.ne.jp/
ワイクリン       https://yclean.co.jp/