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暮らしの情報・まめ知識 2021/2/1

LDCブログ【2月号】

■「購入しない」クレジットカード活用法

 1960年(昭和35年)に国内で初めてのクレジットカード会社が設立されて以来、半世紀以上の歴史を持つクレジットカード。今や生活の中にすっかり定着していますね。しかしクレジットカードを「買い物をする時」だけに使っているのは、もったいないかもしれません。  毎月支払いが発生する電気やガスなどの公共料金は、クレジットカード払いがおすすめです。払い忘れてしまったり、銀行等へ支払いに行く手間もありませんし、種類別に異なる支払い日もクレジットカードなら一本化できるので、家計の管理がシンプルになります。また、携帯電話やインターネット接続料金などは、条件をクリアすることで特典がつくこともあります。公共料金ではありませんが、2017年(平成29年)からは、一部の税金や社会保険料の納付にもクレジットカードが利用できるようになっています。  さらに、これらの支払いにクレジットカードを使えばポイントもたまります。カードの利用金額に応じて付与されるポイントは、ちりも積もれば的な感覚で意外とたまるもの。たまったポイントは品物と交換したり、ギフトカード、航空会社のマイル、買い物に使えるなどさまざまな特典があります。ただ、クレジットカード払いでは紙の領収書が発行されないこともあるので、確定申告などで必要な方は事前に調べた方が良いでしょう。  去年から続く巣ごもり需要の増加で、ネット通販の利用が増えている方も多いと思いますが、「購入せずに」使ってポイントをためることも視野に入れてみませんか?

※参考:
一般社団法人 日本クレジット協会 https://www.j-credit.or.jp/
三井住友トラストクラブ株式    https://www.diners.co.jp/ja/index.html 三菱UFJニコス株式会社       https://www.cr.mufg.jp/
東京ガス株式会社         https://www.tokyo-gas.co.jp/

 

■まちに新たな魅力をつくる廃校

 少子化で児童生徒数が激減し、各地で小中学校の統廃合が相次いでいる、というニュースを耳にしたことはないでしょうか。毎年500校ほどの学校が廃校になっているのだそうです。  そこで、廃校になった校舎を取り壊すのではなく、別の形で再利用しようという動きが全国で行われています。それが2010年(平成22年)に文部科学省によって始まった『~未来につなごう~「みんなの廃校プロジェクト」』です。  廃校後の活用方法が見つからない地方自治体と、廃校を活用して事業をおこしたいが施設が見つからない企業等の橋渡し役としてマッチングさせる役割を果たしており、全国規模で展開されているのだそう。  さて、介護施設や体験型施設になることが多いと思われがちな廃校プロジェクトですが、公共事業だけでなく、地元一般企業の工場として生まれ変わったケースも多くあります。東京都心の小学校は、関西の芸能プロダクションの東京支社になって話題になりました。変わったところでは、美術館に変身したり水族館になった学校も。他にもホテルやオフィス向け賃貸物件、水耕栽培専用施設、養蚕のための実験施設など、地域の特性を活かしたさまざまなものに利用されています。  地域にとって象徴的な存在でもある学校は、住民にとっても心のよりどころです。廃校という状況は寂しいものですが、別の施設になることで、また地域に新しい顔が生まれるということ。今後も増え続けるであろう廃校を地域のシンボルとして残し、まちの財産にしていく試みは、地域経済を活性化させる拠点ともなるのです。

※参考: 文部科学省        https://www.mext.go.jp/
大和ハウス工業株式会社      https://www.daiwahouse.co.jp/
自治体クリップ          https://clip.zaigenkakuho.com/
GLOCAL MISSION Times       https://www.glocaltimes.jp/
吉本興業ホールディングス株式会社 http://www.yoshimoto.co.jp/corp/

 

■パスポートいらずで流氷を見られる奇跡!

 毎年1月半ばを過ぎると、北海道のオホーツク海に流氷がやってきます。流氷とは海水が凍ってできた氷、「海氷(かいひょう)」の1つで、水面を漂流する氷のことを言います。  北海道の流氷は、オホーツク海のはるか北、サハリン北東部沿岸で氷結した海水が、季節風によって流れてきたものです。海上で発生した時は薄い氷ですが、北風に流されることで成長して厚くなり、北海道に着く頃には平均1~2メートルもの厚さになります。海面を埋め尽くす氷の塊は圧巻で、そこが海だとは思えないほど。私たちは毎年この時期になると流氷のニュースを見聞きしているためか、単に冬の風物詩のように思ってしまいますが、実は地球上で見られる場所はごくごく限られていて、とても珍しく貴重なのだそうです。さらに、北半球での流氷の南限が日本の北海道というのですから驚きです。一生に一度は見てみたいという声も多く聞かれるのも納得ですね。  一方、地元の漁師さんたちにとっては漁に出ることもかなわず、長い間流氷は厄介者という存在でした。しかし研究によって、流氷の下に植物プランクトンが発生し、オホーツクの海を豊かにしていることが明らかになりました。漁に出られない期間があることで水産資源の保護にもなっています。流氷が漂う海を進む流氷クルージングや、流氷の上を歩く流氷ウォーキングなどオンリーワンのコンテンツを持ち、冬の観光にも貢献するなど、かつて厄介者だった流氷は、今や地域の財産でもあるのです。  流氷の映像などを見ると真っ白で、網走や紋別はさぞや寒いのだろうと思いきや、緯度を見るとフランス中部とほぼ同じで、イタリアのベネチアよりも南に位置しています。そう考えると、イメージだけで尻込みしているのはもったいない気がしますね。

※参考:

北海道立オホーツク流氷化学センター http://giza-ryuhyo.com/
公益社団法人 北海道観光振興機構  https://www.visit-hokkaido.jp/
一般社団法人 網走市観光協会    https://www.abakanko.jp/
紋別観光案内所           https://tic.mombetsu.net/
日本気象協会            https://tenki.jp/
北海道ラボ             https://hokkaido-labo.com/